古事記:プロローグと三柱の登場人(神?)物
さてさて、では今回より古事記本編スタートです。
※ぎゅぎゅっと凝縮した簡単まとめはこちら。
時は世界ができる最初の時。
舞台は高天原(たかまのはら)。
高天原ってのは天上界。いわゆる神様の国です。
この高天原に三柱の神様が登場します。
(神様の単位は「柱(はしら)」)
さあ、ではさっそくご登場いただきましょう、
まずは神界のパイオニア、何を隠そう一番最初の神様!!
天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)さん!
天「私が世界の全て。そう、世界とは私のこと。」
この人(神)が最初の神様です。
何の力を持つ(火の神とか水の神とか)とかそんなんじゃなくて、すべての根源とかこの神様自体が宇宙そのものとか…とにかくなんかすごい神様です。
それではお次をご紹介!
高御産巣日神(たかみむすひのかみ)さん!
高「なんでも私がつくってあげる」
2番目の神様です。
特技はものづくり。
万物を産み出す神様。
この方でラスト!
神産巣日神(かむむすひのかみ)さん!!
神「ものづくりなら負けない!」
この3番目の神様も特技はものづくり。
高御産巣日神と2人揃っていわゆる『創造神』ってやつです。
高御産巣日神さんが天界担当、神産巣日神さんが地上担当と言われています。
ちなみこの三柱…性別はありません。
独神(ひとりがみ)と呼ばれてます。
そしてその名の通り1人です。
神様って2人で一対みたいなの多いんですけど、1人です。
だって1人である程度なんでもできちゃったりするから。
いわゆる独身貴族ってやつです(ちがう)。
ちなみにそんな優良物件、どんな姿なのかというと…
形がありません。
なんとスケルトン!
みんな生まれてすぐに「お隠れになる」のです。
「お隠れになる」とは古事記でよく出てくる表現で、姿形はないけど確かに存在している、みたいな状態です。
見守ってるよ的なやつ。
とりあえずめちゃくちゃ神様っぽい。
さあ、ついに古事記のストーリーが幕を開けました。
登場人物もさっそく登場…!のはずですが、
出てきてすぐに「お隠れになってしまった」ので、舞台上にはスポットライトだけ…
果たして物語は進むのか!?
次回へつづく